« 2008年12月 | メイン | 2009年02月 »

2009年01月 アーカイブ

2009年01月11日

山崎街道とは西国街道を京都側

山崎街道とは西国街道を京都側から見たときの呼び名であり、西国街道とは山陽道のことである。山崎の周辺は、古くから交通の要衝として知られ、天王山の戦い(山崎の戦い)など幾多の合戦の場にもなってきた。この段の舞台は、横山峠、すなわち現在の京都府長岡京市友岡二丁目の周辺であり、大山崎町ではない。

与市兵衛はまったくのフィクションの人物だが、友岡二丁目に「与市兵衛の墓」なるものが残っている。近代に観光用客寄せとして作られたものではない。与市兵衛と妻の戒名が記されている。無念の死を悼み、現在に至るまで花を手向ける人が絶えない。

(参考)『長岡京市の史跡を訪ねて』長岡京市商工会刊 (この本では観光名所として取り上げられている)

別名:早野勘平住家の場
別名:早野勘平腹切の場
異名:愁嘆場
お軽は祇園女将お才と源六とともに売られていく。勘平も仇討のため身を売った女房の心遣いに感涙する。そこへ戸板に乗せられた与市兵衛の死骸が運ばれ大騒ぎとなる。勘平が持っていた財布から、射殺したのは舅ではないかと姑のおかやに疑われてしまう。勘平も夜の闇の中で何者か知らないで取った財布だけに、自身が義父を殺害したものと思い込んで動転してしまう。そして訪れた同志(二人侍 千崎弥五郎、原郷右衛門)からも、駆け落ち者からの金は受け取れない、ましてやそのために悪事を働くとは何事か。「喝しても盗泉の水を飲まずとは義者のいましめ、舅を殺し取ったる金、亡君の御用金となるべきか。亡君の御恥辱。いかなる天魔が見入れし」とさんざんに責められる。

切羽詰った勘平は切腹。やがて勘平の疑いは晴れ、知らぬうちに養父の仇討をしたことが分かる。だが遅すぎた。同志の心遣いで瀕死の勘平の名は討ち入りの連判状に加えられる。涙にくれるおかやと同志に見守られながら勘平は息絶え「さらば、さらば、おさらばと見送る涙、見返る涙、涙の、波の立ち帰る人も、哀れはかなき」という悲痛な浄瑠璃で幕となる。

切腹し瀕死の勘平が後悔にふける「いかばかりか勘平は色にふけったばっかりに」というセリフが有名。

上方と関東では演出がかなり違う。たとえば、勘平が刃を腹につきたてるのは、関東では「うちはたしたは舅どの」の科白で同志が「なな何と」と叫ぶのをきっかけに行い、傷を調べ勘平の無実が晴れるのはそのあとである。上方では同志が与市兵衛の傷を改めている間、勘平の無実が晴れる寸前に行う。これは「いすかの嘴の食い違い」という浄瑠璃の言葉どおりに行うという意味である。また勘平の死の演出は、「哀れ」で本釣鐘「はかなき」で喉を切りおかやに抱かれながら手を合わせ落ちいるのが現行の型だが、這って行って平服する型(二代目実川延若)もある。これは武士として最期に礼を尽くす解釈である。また、上方は、勘平の衣装は木綿の衣装で、切腹ののち羽織を上にはおる。最後に武士として死ぬ意味である。関東は、お才らのやりとりの時に水色の絹の衣装に着替える。この時点で武士に戻るという意味であり、光沢のある絹の衣装で切腹するという美しさを強調している。論理的な上方と耽美的な関東の芸風の相違点がうかがわれる。

勘平は十五代目市村羽左衛門、初代中村鴈治郎、二代目実川延若、十七代目中村勘三郎がそれぞれ名舞台であったが、抜群なのは六代目尾上菊五郎の型である菊五郎は絶望に落ちて行く心理描写を卓抜した表現で演じ、現在の基本的な型をなっている。おかやは老巧な脇役が演じることで勘平の悲劇が強調されるのでかなりの難役である。戦前は初代市川延女、戦後は二代目尾上多賀之丞、五代目上村吉弥が有名、今は二代目中村又五郎が得意とする。祇園一力の女将お才は花車役という遊里の女性役を得意とする俳優が演じる。十三代目片岡我童や九代目澤村宗十郎が艶やかな雰囲気でよかった。お才につきそう判人源六は古くは名脇役四代目尾上松助の持ち役であったが、戦後は三代目尾上鯉三郎が苦み走ったよい感じを出していた。

チング ハムナ タッセル オセア おおやまと クーポ シカゴ バリケード フィロ スプリン スモーカー プロバ サーチドア シュメール スティバル あっぱれ シャコ マリッジ 回転計 モノレール トップア ラテン ブレキ ティブ ピナフ システ そうよう モビール ラテアー チャレン センター フライド ビアフラ フットウ ガニメデ ブルー 大根ダイ トフロント びえい ネック ひみつの扉 ジーパン ジェリ ゼソウ コスモス しだれ梅 ひのみ レッジ スリラ トラウ


2009年01月18日

アイスランド議会はキリスト教に票を投じるが

民戦争を避けるため、アイスランド議会はキリスト教に票を投じるが、キリスト教から見ての異教崇拝を、幾年もの間自宅での隠遁の信仰で耐え忍んだ。一方スウェーデンは、11世紀に一連の市民戦争が勃発し、ウプサラの神殿の炎上で終結する。イギリスでは、キリスト教化がより早く散発的に行われ、稀に軍隊も用いられた。弾圧による改宗は、北欧の神々が崇拝されていた地域全体でばらばらに起っている。しかし、改宗は急に起こりはしなかった。キリスト教の聖職者達は、北欧の神々が悪魔であると全力を挙げて大衆に教え込んだのだが、その成功は限られたものとなり、ほとんどのスカンディナヴィアにおける国民精神の中では、そうした神々が悪魔に変わることは決してなかった。

キリスト教化が行われた期間は、例としてローヴェン島やベルゲンを中心に描かれている。スウェーデンの島、ローヴェン島における墓の考古学的研究では、キリスト教化が150から200年かかったとされ、場所も王侯貴族が住んでいた所に近かった。同様に騒々しく貿易が行われた町ベルゲンでは、ブリッゲン碑文の中に、13世紀のものと思われるルーン文字の碑文が見つかっている。その中にはトールに受け入れられますように、オーディンに認められますように等と書かれたものがあり、キリスト教化が進んでいる世界で、古ノルド語の魔術ガルドル(セイズ (Seid) とも)も描かれている。記述の中にはワルキューレのスケグルに関するものもあった。

14世紀から18世紀にかけての記述はほとんどないものの、オラウス・マグヌス(1555年)のような聖職者は、古くから根づく信仰を絶滅させることの難しさを書いた。この物語はハグバルドとシグニューの恋愛物語のように、快活に描かれた『スリュムの歌』にも関連しており、どちらも17世紀と19世紀終わりごろに記録されたと考えられている。19世紀と20世紀に、スウェーデンの民族学者達は一般の人々が信じ、北欧神話における神々の残存する伝承を記録したが、その当時伝承は結集されたスノッリによる記述の体系からはかけ離れたものであったという。トールは数々の伝説に登場し、フレイヤは何度か言及されたが、バルドルは地名に関する伝承しか残っていなかったそうである。

特にスカンディナヴィアの伝承における霊的な存在のように、認知されてはいないが北欧神話の別の要素も残されている。その上、北欧の運命の考え方は現代まで不変のものであった。クリスマスにブタを殺すスウェーデンのしきたり(クリスマス・ハム)など、ユール伝承の原理も多くが信じ続けられた。これはもともとフレイへの生贄の一部であった。

現代への影響
曜日 起源
月曜日 Monday 月の日
火曜日 Tuesday テュールの日 Tyr's (Tiw's) day
水曜日 Wednesday オーディンの日 Odin's (Wodin's) day
木曜日 Thursday トールの日 Thor's day
金曜日 Friday フリッグまたはフレイヤの日 Frigg's / Freyja's day
土曜日 Saturday ローマ神話のサターンより。北欧の神が由来ではない
日曜日 Sunday 太陽の日 Sun's day
レザー ホオズキ テレサイ スアレ 元亀 スリーブ アンス ファイフ テストパ 宇宙戦艦 ダーク アレン インロ デグー 赤いランプ 索ゴブレット トフル 男泣き ブロー キウイ ナーヤ ヒオウギ りょう カーブ ラワン ステッチ クイン きょっこう ブラッ きくもん まきえ 影の館 シリマリ クアッド 戦国合戦 ジャン サムネ ワーク シャイツ サイバ セルドレ ビュッフ 木漏れ日 シアター タムウ アココ オーニ ケンブ トークシ アネク

ゲルマンの神々は現代において、ゲルマン語派が話されている多くの国々における生活や語彙に数々の足跡を残している。一例として、曜日の名称が挙げられる。ラテン語における曜日の名称(Sun, Moon, Mars, Mercury, Jupiter, Venus, Saturn)を基にして作られた火曜日から金曜日までの名称は、それぞれのローマ神話の神々に相等する北欧の神々に取って代わった。英語の土曜日(Saturday)はサターンが起源とローマの神に由来するが、ドイツ語では土曜日のザムスターク(Samstag)は Sabbath から付けられたもので、スカンディナヴィア地方では「洗濯日」と呼ばれている。

ゲルマン・ネオペイガニズム
最近ではヨーロッパとアメリカ合衆国の2つの地域において、「ゲルマン・ネオペイガニズム」として古きゲルマン宗教を復興しようとする試みが行われている。これらはアサトル、オーディニズム、ヴォータニズム、フォーン・セド(Forn Sed)またはヒーゼンリィという名の元に存在している。アイスランドでは、アサトルが1973年に国家公認による宗教として認められ、結婚や子供の名づけ方、その他の儀式においてこの宗教の介入が合法化された。アサトルはかなり新しい宗教ではあるものの、北欧諸国で公認または合法の宗教として認知されている。

現代の大衆文化
北欧神話はリヒャルト・ワーグナーの作品『ニーベルングの指環』を構成する4つのオペラの題名に使用され、同じく北欧神話をモチーフにした他の作品への基盤となった。

その後に製作された、J・R・R・トールキンの『指輪物語』も、キリスト教化以前の北方ヨーロッパにおける固有の信仰に、非常に影響を受けた作品と言える。この作品が人気を呼ぶにつれ、そのファンタジー要素は人々の感性や他のファンタジーのジャンルを、絶えず揺り動かしている。近代的なファンタジー小説にはエルフやドワーフ、氷の巨人など、北欧の怪物達が多く登場する。のちの時代になって北欧神話は、大衆文化や文学・フィクションにおいて、多くの影響を残しているのである。

2009年01月26日

フランシス・プーランク

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc [f???sis ??? ma?s?l pul??k], 1899年1月7日-1963年1月30日)は、フランスの作曲家。フランス6人組の一人。彼は、声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。1950年7月のパリのプレス紙では、評論家のクラウド・ロスタンド氏に、その作風から、「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。
クシェット ショベル フットプ スターリン ツリー 一期 ワッフル シリコー フォル ミッド オパール パスカル ニシダ バシネット ネトル いなば ハント トルネード ローダー スパラキ おどろき プログム リベット グアヤ ケープ うわばみ 水鏡 いろは坂 ストア サイヒト マチア トレッカー タマシダ ぼちゃ 温順山椒 グロナス レディ オーバート SEOタイ ビュー ディス オフセン かゆばら ダビンチ ディマー カイアポ かもい ギタリ るすつ トケドー

プーランクの住んでいた家(パリ)彼はパリの裕福な家庭に生まれ、両親は敬虔なカトリック教徒であった。母親からピアノの手ほどきを受け、後にスペインの名ピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事し、シャルル・ケクランから作曲を学んだ。ビニェスの紹介によってエリック・サティ、ジョルジュ・オーリックら後のフランス6人組のメンバーと出会い、詩人ジャン・コクトーらのサロンに出入りするようになった。24歳のとき、ロシア・バレエ団を主宰するセルゲイ・ディアギレフの委嘱によってバレエ『牝鹿』を作曲し、翌1924年にロシア・バレエ団によってそれは初演されたが、脚本はコクトー、舞台と衣装はマリー・ローランサン、振付・主演はブロニスラヴァ・ニジンスカによるという極めて豪華なものだった。以来、軽妙洒脱で親しみやすいその作風は大衆に喜んで受け入れられたが、作曲活動だけでなく、バリトン歌手ピエール・ベルナックとによる自作歌曲のピアノ伴奏をはじめとして積極的に演奏活動もし、録音も残されている。

私生活では、両性愛者とされ、恋人の一人にラディゲがいたことが判っている。

作品の特徴
軽快で旋律に富むという面が、若き日の大家に見られた作風と共通するところから「モーツァルトの再来」と表現する者もいた。また、音楽の従来のあり方が多様化し旋律が崩壊した後の時代と比較され「メロディーを持つ20世紀最後の作曲家」と呼ばれたこともあった(その後、従来のような旋律の振る舞いを復活させる新しい動きが20世紀内にも起こったため、その表現は実際に正しくはなくなった)。そんな軽やかさや柔和さだけではなく、新古典主義の動きと並んで、バロックや古典派の時代のひとつの魅力である重厚な和音や厳格な振る舞いも、彼の作品の所々に好んで登場するのを見出すことができる。それはまた、カトリック教徒としての彼の一面が顔を覗かせているとも考えられる。それ以外には、当時のストラヴィンスキーが好んだ大胆で鮮やかな複調の響きを彼も特に好んで取り込み、旋律同士や和音同士をその手法によって重ねることが多く見られる。上記のように、軽快で旋律に富む一面と重厚な和音と振る舞いという一見正反対とも思える彼を「ガキ大将と聖職者が同居している」と評す者もいた。

和声的には、幼い頃から七の和音よりも九の和音や十一の和音を好んだことが知られており、それらがある意味、彼の魅力としての艶やかな色彩、たおやかな雰囲気を長年支えてきたとも言える。また、脈絡のない多様な楽句を楽しみながら連結させることによってただ先へと曲を進めるのも彼の作品にたいへん多く見られる手法であるが、逆に、主題や素材を展開させながら知的に構築することは非常に苦手とされる。曲の構成は、多くは単純明快なものによっており、もしくは即興的な志向の曲はスケッチ的に仕上げられている。

作品
管楽器やピアノのための室内楽曲、宗教曲に優れた作品が多い。

オペラ
『ティレジアスの乳房』
『カルメル派修道女の会話』
『人間の声』
管弦楽曲
バレエ音楽『エッフェル塔の花嫁花婿』(合作)
バレエ音楽『牝鹿』
バレエ音楽『模範的動物たち』
『フランス組曲』(管楽器、打楽器、チェンバロ、ハープ)
『2つの行進曲と間奏曲』(室内管弦楽)
シンフォニエッタ
マルグリット・ロンの名による変奏曲(合作)
協奏曲
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
ピアノ協奏曲
クラヴサンと管弦楽のための田園のコンセール(田園協奏曲)
ピアノと18の楽器のための舞踊協奏曲「オーバード」
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
室内楽曲
六重奏曲(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、ピアノ)
ホルン、トランペット、トロンボーンのための三重奏曲
ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲
ヴァイオリンソナタ
チェロソナタ
フルートソナタ
オーボエソナタ
2本のクラリネットのためのソナタ
クラリネットソナタ
クラリネットとファゴットのためのソナタ
バガテル(ヴァイオリンとピアノ)
エレジー(悲歌)(ホルンとピアノ)
付随音楽「城館への招待」?クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
器楽曲
2台のピアノのためのソナタ
シテールへの船出(2台のピアノ)
ピアノ連弾ソナタ
3つのノヴェレッテ(ピアノ)
ナゼールの夜会(ピアノ)
15の即興曲(ピアノ、第12曲『シューベルトを讃えて』・第15曲『エディット・ピアフを讃えて』)
合唱曲
人間の顔
スターバト・マーテル
悔悛のための4つのモテット(悔悟節のための… という邦題もある)
クリスマスのための4つのモテット
O Magnum Mysterium
Quem Vidistis Pastores Dicite
Videntes Stellam
Hodie Christus Natus Est
グローリア
アヴェ・ヴェルム・コルプス
アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り
テネブレの7つの応唱
歌曲(多数)
朗読とピアノ
子象ババールのお話(日本語にも翻訳されているジャン・ド・ブリュノフの絵本による音楽物語)

About 2009年01月

2009年01月にブログ「勇人の台風一過」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年12月です。

次のアーカイブは2009年02月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35