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2009年12月 アーカイブ

2009年12月01日

天ぷら屋(専門店)

寿司屋に似てカウンターの前に種の入ったショーケースがあり、職人が目の前で揚げて熱い揚げたての天ぷら(サクサクとした軽い衣を食せるように)を客へ提供する。関西では調理場であげたものを出す。
お座敷天ぷらとは、職人が座敷で揚げる天ぷらのことである。 食卓にコンロ(または電磁調理器)と天ぷら鍋を置き、次々と衣を着けた天ぷらを揚る。何人かで取り囲んで鍋料理のように食べるオイルフォンデュ形式もあり、これを「お座敷天ぷら」と呼ぶこともある。

天ぷらの起源・語源の研究については平田萬里遠の『近世飲食雑考』に詳しく、17世紀末にポルトガルから伝来した料理である可能性が最も高い。当時伝来したものは現代のフリッターに近い揚げ物料理であったと思われ、日本人の好みに合わせて独自の形に変化していった。
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「てんふら」という名称で文献上に初めて登場するのは1669年(寛文9年)の『食道記』であるが、中国より伝来した「油で揚げる」という手法を用いた料理法は既に精進料理や卓袱料理などによって日本で確立されていたため、そうした料理の技法も天ぷらの起源に関わっている。それらの揚げ物料理と天ぷらの混同によって古くから起源・語源に混同が見られる原因となっている。

今日、日本の東西で「てんぷら」と言ったときに指すものが異なる場合があるのもこのためで、江戸時代より「てんぷら」は上方文化圏では魚のすり身を素上げしたもの(現在のじゃこ天に相当)、江戸文化圏では小麦粉を衣として纏わせ揚げたものを指した[4]。現代の天ぷらの料理法とほぼ同じものが詳細に明記された文献としては1671年(寛文11年)の『料理献立抄』や、1748年(寛延元年)に刊行された『歌仙の組系』などがある。

2009年12月17日

版の凹凸を利用する印刷法の一つで

版の凹凸を利用する印刷法の一つで、非画線部を凹、画線部を凸にして凸部にインクをつけ、紙に転写する方式。

活版印刷(活字や写真凸版・線画凸版、罫線などを組み合わせて版とする)はこの版式である。印刷時での圧力により紙に凹凸ができることがある。また、印刷された文字にマージナルゾーン(インクの横漏れにより、実際の活字の線幅以上の余分な太さとなる部分)が見られるなどの特徴がある。版が鉛製で取り扱いにくいこと、オフセット印刷の発達などにより、活版印刷は廃れた。現在主に行われている凸版印刷は、樹脂凸版印刷およびフレキソ印刷である。樹脂凸版印刷とは、活版の代わりに感光性樹脂を刷版に用いるもので、週刊誌のモノクロページ、シール、ラベル印刷などで使用されている。ただし現在では、週刊誌のモノクロページはほとんど平版オフセットで印刷されるようになった。フレキソ印刷は、ゴムや感光性樹脂の版を用い、刷版にインキを供給する部分にアニロックスロールと呼ばれるローラーを用いる方法である。アニロックスロールは、表面に規則正しい配列で凹みを彫刻し、その凹部に詰まったインキを版に供給するもので、用途に合わせて凹部の線数を選択することができる。印圧がほとんどない「キスタッチ」が理想とされ、段ボールライナー、包装フィルムなどの印刷に使用されている。

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平らな版の上に、化学的な処理により、親油性の画線部と親水性の非画線部を作成し、インキを画線部に乗せて、紙に転写する方式。一般的にはオフセット印刷と同義で理解されているが、オフセットとはインキが版からゴム版に一度転写されることを指すのであり、本来、平版印刷と言うのが正しい。オフセットする凸版(ドライオフセット印刷など)や凹版(パッド印刷=タコ印刷など)もまれに存在する。石版印刷(リトグラフ、リソグラフィ)も平版の一種。

現代日本の出版物は、多くが平版オフセット印刷で刷られている。直刷りの凸版や凹版と違い、刷版上の画像が反転していないので間違いなどを見つけやすい。また高速、大量の印刷に適している。

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